存在
真実だけが価値のあることだろうか。
嘘は卑しいことだろうか。
君が纏っているたくさんの嘘。
嘘の中に埋もれている君を
誰も見つけられない。
君の嘘に僕は笑い、泣き、怒り、振り回されていた?
だけどたぶん、その優しい嘘に僕は癒されていた。
それなのに、君は知らずに傷ついていた。
嘘の中に埋もれて、ひとりで傷ついていた。
大切なのは何が嘘かということじゃない。
君がどこにいるのかということ。
君が泣き叫んでいるということ。
孤独を抱え込んで、誰かに気付いてほしくて。
笑顔の裏に涙を隠すように。
涙の中に微笑を閉じ込めるように。
嘘のひとつひとつが君の真実。
僕は本当の君を見つけたよ。
だからもう、どこにも君を傷つける嘘はないんだ。
ほら、君は確かにここにいる。
(お題のようなフィクションです。)
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