長男ゴン太が不登校気味になり、どうしたものかと悩んでいた時、
クラスの女子がとてもうるさい、そして横暴だということはゴン太から聞いていたが、
それはいつものゴン太の過剰反応で気にし過ぎだろうと思っていた。
ゴン太の不登校はゴン太の問題だと思っていたのだ。
それが、いじめの話をきっかけに何人かのお母さんの話を聞いてみて、
ゴン太だけの問題ではないことに初めて気付いた。
授業中女子がとてもうるさくして、先生の声が聞こえないということがよくあり、
先生が注意してもケラケラ笑っている。
グループで何か決めようという時、男子の意見は女子に「そんなの絶対だめ
却下~!」といった感じて押さえ込まれてしまう。
女子が男子にぶつかった時、謝るどころかにらみ付けてくることもある。
思いやりとか優しさとか、そんなものがないギスギスしたところ。
クラスはそんな状態だったのだ。
ある男の子は、「このままじゃ何かとんでもないことが起きてしまうかもしれない。
誰かが爆発してしまうかも、そんな気がして怖い。」と母親に言ったそうだ。
学校のことを家で話す男の子の親は、こうしたクラスの状態を少なからず知っていて困ったものだと思っていたようだ。
しかし、学校のことを話さない子や、女の子の親はこんなクラスの状態に
まったく気付いていなかったようだ。
そして懇談会に集まったのはたった6人の親。
そこで知ったのだが、男子対女子の対立だけでなく、女の子同士の問題も
起こっていたようで、クラスは混乱の只中にあったのだ。
これは先生だけではなく親も関わっていかなければならない問題だと私たちは思った。
このクラスの問題をどうやってここにいない親に伝えたらいいのか。
親と先生が膝を突き合わして話していく、その場でしか伝わらないものがそこにはあった。
子供やクラスに全く何の問題も感じていない親も沢山いる。
そういう人にたちにどうやっていこの問題を伝えたらいいのか。
今こういう問題がクラスにあります、という学級通信のようなものを
保護者宛てに出せないかという意見が出たが、先生はそれは出来ないと言った。
文章にすると色々な誤解が生じるというのだ。
誰がどうしたこうしたという具体的なことは書けないし
漠然と今のクラスの状態を書いても、何も知らない親には伝わらないのでは、
ということだった。
そうかと言ってその場にいた親がいなかった親にこの問題を伝えるのも難しい。
極仲のいい間柄なら茶飲み話で伝えられるだろうが、そうではない人に
こんなデリケートな問題をどうやって伝えるか。
以前、ゴン太には直接あまり関係ないことだったが同級生のお母さんにその子の
問題を伝えなければならないことがあって話をしたことがあったのだが
その時は精神的にとても疲れて、色々悩んで食事ものどを通らなくなって
ボロボロになってしまった。
私の心が弱いせいかもしれないが、そんな経験から伝える難しさは身に沁みている。
もっと沢山の親に集まってもらってこの問題を話し合いたいという気持ちは
そこにいた全員にあったと思う。
でも働いている人も多くてそれもなかなか難しいだろうということになった。
子供が大きくなるにつれて働くお母さんがとても増えてきた。
そして低学年のときは懇談に出席していた人も高学年になると
授業参観には出るが懇談には出なくなってくる。
私のように自分の子供に何か問題を感じている人は割りと出てくるようだが
うちの子は何も問題はないと思っている人は出てこなくなるようだ。
その懇談の時思ったのは、そういう人にも出てきてもらいたいということだった。
何もないように見えても何かが起こっていることがあるから。
先生は良いことは伝えてくれるが、悪いことは伝えてくれないのだ。
たとえ学級崩壊が起こっていたとしても先生はそんなことは言わないだろう。
だから懇談に出てきて欲しい。
自分の子さえちゃんとしていればそれでいいと考えないで
何が起きているのかきちんと知ってもらいたい。
5年生というのはとても不安定な学年のようだ。
特に女の子は5年生の時に必ず問題を起こす子が出てくると懇談の時先生が言っていた。
思春期を迎えて不安定になってくる子供たちの心。
そんな時期に親の目は子供から離れて行っているような気がした。
ますます子供の変化に注意を向けなければならない時期なのに。
そんなに神経質にならなくたっていいんじゃない?と思う人もいるだろう。
でも、いじめはある日突然起こるものじゃないような気がする。
この時のクラスの混乱とギスギスした雰囲気の中で、いじめは育てられてしまったように思う。
いじめが起こった時先生に、隠すな、真実を言えと迫るだけじゃ何も解決しないのではないだろうか。
親は我が子の変化だけではなく、クラスや学校の空気を感じ取ることが重要なのだと思う。
そのためには学校に行かなくてはだめだ。
今は年に何度も参観日がある。
参観日には学級懇談もあると思う。
億劫だけど懇談会にも出るべきだと思う。
先生任せにしては絶対だめだと思う。
何か問題が起こった時、先生が情報を発信してくることは、まずないはず。
良くない流れがあったら、親は積極的にそれを感じ取らなければならないのだと思う。
学校で起こっていることは他人事ではない、すべての親がそんな気持ちになれば
辛い思いをする子がもっと少なくなるのではないだろうか。
あ~、でもそれはとても難しい。
親の考え方も様々だし、懇談会で問題提起するのだって、本当はとっても勇気がいるし難しい。
私だって我が子のことで悩むだけでクラスの状況を知らなかった。
とりとめもなく長々と書いてしまったが、
そのときのいじめは先生も知っていて、対応はしていた。
いじめた子たちに、これはいじめだと認識させ、Y君に対して謝罪させたとのことだった。
それでも、その悪口は完全にはなくならなかった。
親たちも今の状態を改善する良い手立てを思いつかなかったが、
それぞれが出来る努力をしていくというようなことで懇談は終わった。
そしてある日、そんなクラスの良くない状態やいじめが一気に解決してしまった。
リーダー格の女の子が転校して行ったのだ。
その後クラスは幾分か落ち着いた雰囲気になったようだったが、
このクラスの混乱はまだまだ続いていくのだった。
本当にダラダラと書いてきたが
言いたいことは、子供たちを守るために学校に行ってください。懇談にも出てください。
学校に行かなければ、懇談に出なければ分からないこともあるんです。
ということです。
乱文を最後まで読んでくれた方、ありがとうございました
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